アルファロメオJrZ レストア第2回


アルファロメオJrZのアルミによるフロントセクションの製作を開始いたしました。

 

計測作業が終了しました。

 

次に、自動車のボディパネルは大きいので形が崩れない様に木型を制作します。

これは計測通りに作成することと、感覚のみに頼って管理せず形が崩れることを防ぎ、主観や好み等を排除しオリジナルの形状を限りなく忠実に再現するためです。

また、断面形状やキャラクターライン等順守しなくてはならない箇所を確認しながらの制作には欠かせないものです。

木型の制作には時間が掛かりますが、その後のパネル制作はスムーズに進みますので、最終的には時間の短縮にも繋がりますし勿論品質管理の面からもベストです。

と言う事で、木型を制作いたしました。

フェンダーの木型は左画像のような、こんな感じ。

 

断面だけでもある程度の立体の把握は判っていただけるかと思います。

 

ここからパネルの制作に進みます。

 

木型に合わせながらたたき出していきますが、アルミニウムは鉄や銅、ステンレスと違い加工が難しく、一度形状を作ってしまうとやり直しが効かないので、制作前の準備を入念に行う必要が有ります。勿論溶接も非常に困難です。

 

左画像と直下はフェンダー部、1番下の画像2枚はフロントエンド部です。

 

次回はもう少し進んだ姿をご覧に入れましょう。

まだまだ続きます。

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