トミーカイラM30 レストア第1回


トミーカイラM30のレストアを開始いたしました。

数ヶ月に渡ってレストアの流れを掲示して行きます。

 

貴車の生い立ちについて

・トミーカイラM30

 

京都のトミタオート(現トミタ夢販売)が開発、販売した日本初の公認チューンドカーです。

(当時2リッター版のM20も同時発売されました。)

ベース車両は日産スカイライン2ドアクーペGT−S(R31)を使用し、エンジンブロックを輸出仕様3リッターのRB30に変更。

その他サスペンション等を変更しNAながらベース車両から30PSアップの240PSを発生。

低回転からの太いトルク、鋭いレスポンスと乾いたサウンドはスポーツカー好きを虜にさせる十分な魅力を兼ね備えております。

AMG,アルピナ等々と同様、上品で本格的なチューンドカーとしてスカイラインファンのみならず多くの自動車ファンに”トミーカイラ”の名を知らしめたのでした。

 

今回はM30マニアの方からのレストア依頼です。

 

お客様のご希望は、トミタ夢工場から出荷された当時の状態に戻すこと。つまりエンジン、ミッション、サスペンションは言うに及ばず、車内メインハーネス迄交換することとなります。

 

とは言っても、トミーカイラのパーツを現在手に入れることは困難であり、レストアを進めるにあたって当初部品供給を案じました・・・・・が、そこはこのお車が好きなお客様お集めになった相当量の部品をお持ちとのことでホッと一安心。

と、言うわけで部品はお客様から直接支給していただくこととなりましたので早速作業に入りたいと思います。

早速ボディー分解後に総剥離を行うべく、作業に入りたいと思います。

 

ひとまずエンジンを下ろし、ボディーのチェックです。

パネル類の状態は錆も少なく、非常に良好。

オーナーの愛情が感じられますね。

 

このあと、補記類などを外したあと、塗装剥離に入ります。

 

 

まだまだ続きます。

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